ジェイアール式マグレブ
ジェイアール式マグレブ(ジェイアールしきマグレブ、JR-Maglev)は、鉄道総合技術研究所(JR総研)及び東海旅客鉄道(JR東海)により開発が進められている磁気浮上式鉄道(以下マグレブ)である。
新幹線を始めとする、従来の軌道接地走行の技術的問題点を回避できる浮上走行を行う。超電導電磁石によるリニアモータでの走行は、世界でもこのJRマグレブのみであり、基礎技術から日本で独自に研究・開発が行われた点も特筆すべき事柄である。技術的には既に実用化段階にあり、試運転(有人)で2003年12月に世界最高の581km/hを記録、現在もこの世界記録を保持している。山梨県に18.4kmの実験線があり、一般試乗でも500km/hを体感することができた。
2006年に、実験線の設備を実用レベルの仕様に全面的に改修するとともに42.8kmに延伸する事を決定し、これらの工事と実用化確認試験に専念するため、2007年4月20日、超電導リニア試乗会の中止が発表された。
マグレブにはこの他、ドイツのトランスラピッドや日本のHSSTなどがある。
2025年を目標に中央リニア新幹線として、首都圏〜中京圏間の営業運転を開始する予定である。